過去に開催された「新月の会」のご紹介

第17回 新月の会 

 

2003年、最初の1月3日の新月の会は、
会員のみの、プライベートに近い集いです。

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第十七回 新月の会 400年の新月の旅

歌舞伎発祥400年に、歌舞伎を観て、
江戸開府400年に、江戸の氏神である日枝神社に、初詣。
これからの400年続くような「心願成就」を、ご一緒に願いたいと思います。
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歌舞伎発祥400年ということで、歌舞伎を見たいと思います。
 
一六〇三(慶長八)年に、京で出雲の阿国が「歌舞伎踊」を始めてから、今年でちょ
うど四〇〇年。歌舞伎四〇〇年を寿いで、作家瀬戸内寂聴による華やかな祝言舞踊が
誕生しました。奇抜なかぶき者の身なりをした男装の阿国(福助)と、美男の誉れ高
い名古屋山三(菊之助)が創り出したという歌舞伎踊。
二十一世紀の寂聴版「阿国」。

8月頃に、新月の会対談をする予定の三津五郎さんの出る「矢の根(やのね)」を一
幕見で観劇したいと思います。

昼 の 部 一幕見席料金 700円
出雲の阿国 11:00-11:30
矢の根 11:45-12:10

ご参加、ご希望の方は、1月2日までに、
必ず、このメールで参加希望のご連絡の上、
10時15分に、歌舞伎座の一幕見席入り口の前に、お越しください。
(自由席です。満席の場合は、入場できません。)
柳瀬は、9時55分東京駅着の新幹線で向かい、10時15分から並びます。


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一幕見席とは
歌舞伎は一つの公演中にいくつかの演目があります。そのうち、好きな演目だけをご
覧いただけるお席のことです。歌舞伎座だけのシステムで当劇場4階にあり、全席自
由席です。専用の入口が劇場正面玄関向かって左手にございます。
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昼の部(午前11時開演)


一、 出雲の阿国(いずものおくに)
阿国 福助
山三 菊之助


話題とみどころ
一六〇三(慶長八)年に、京で出雲の阿国が「歌舞伎踊」を始めてから、今年でちょ
うど四〇〇年。歌舞伎四〇〇年を寿いで、作家瀬戸内寂聴による華やかな祝言舞踊が
誕生しました。奇抜なかぶき者の身なりをした男装の阿国(福助)と、美男の誉れ高
い名古屋山三(菊之助)が創り出したという歌舞伎踊。二十一世紀の寂聴版「阿国」
をお楽しみに。

二、 矢の根(やのね)
曽我五郎 三津五郎
曽我十郎 橋之助
馬士畑右衛門 秀調
大薩摩主膳太夫 歌六


話題とみどころ
父の敵討ちに備え、大きな矢の根を研ぐ曽我五郎(三津五郎)のもとに、大薩摩主膳
太夫(歌六)が、年賀の挨拶に訪れます。さっそく太夫からのお年玉、宝船の絵を枕
に敷いて五郎が見た初夢は、助けを求める兄、十郎(橋之助)の姿。飛び起きた五郎
は、馬子から馬を取り上げると、一目散に敵のもとに向かいます。紅の隈取りに、蟹
の足のような車鬢。典型的な荒事の装いで大暴れする五郎の、活力みなぎる一幕です。


歌舞伎の後、
江戸開府400年に、江戸の氏神である日枝神社に、初詣。
400年後に向けての「心願成就」を願いたいと思います。
気が向けば、もう一つの、江戸の氏神、神田明神まで、足を伸ばしたいと思います。

新月の会に、集えない人も、3日以外も、歌舞伎も、神社もやっていますので、
ぜひ、400年前への、意識の旅を、ご体験ください。


                   新月の会 主宰   柳瀬 宏秀