満月の日、大地が21センチ浮き上がる

2012年5月6日 ·

満月の日、大地が21センチ浮き上がる
月は、太陽の光を反射して、光って見えているので、
満月というのは、月の反対側に太陽があり、太陽の光を全面で反射しているから満月。
月、地球、太陽が、ほぼ一直線になっています。

イメージとして、左右の月と太陽に引っ張られて、地球が、21センチ膨張する。
深夜12時頃、満月は天頂に来ますが、その時、太陽は真下。
つまり、月と太陽に引っ張られて、大地が21センチ浮き上がります。

科学的には、「地球潮汐力」と言います。

海が大潮になるのは、周知のことだと思います。
厳島神社の鳥居が、満月の日には、海の中にあったのが、6時間後には歩いて行ける。
満潮と、干潮の差が、3メートルぐらいになるのでしょうか。
カナダのある湾では、15メートルになるところもあるそうです。
海は液体なので、環境によって変わります。

海の生命は、珊瑚やウミガメが満月の日に産卵したり、というだけでなく、
根本的に環境が変わります。
漁師やつりをする人は、魚の変化をよく知っているはずです。
島国の日本が太陰暦を使っていたのは、当然かもしれません。

大地が21センチ浮き上がる。

というのを考えると、水分が70%の人間が、物理的に影響を受けないはずがない。
満月の日に、出産が多かったり、
出血多量になる確率が少し高かったり、
精神が高揚しやすいので、狼男と揶揄したり、
英語のlunatic が、・・・・
など、

海の生命ほどではないにしろ、人間の細胞、遺伝子は確実に、そのリズムで(を含めて)育まれてきた訳です。
だから、満月の日に何かが起こる、というのは一面的な言い方ですが、

何かは起きている訳です。

だから、
「スーパームーン現象は、潮の満ち引きには関係はあるが、自然災害に関係しているという事実はないそうだ」
とNASAが、断定しているとしたら、そのまま受け取るのは一面的すぎる。

宇宙の周期から、ほとんどすべての自然現象は起こっているので、
大地が21センチ浮き上がれば、何らかの影響を自然は受けているということです。

(占いも、NASAの発表も、災害にだけ結びつける(つまり人間に被害が起きるかどうか)という観点が強すぎていただけない。)

有機的な観点から、正確に、月の影響を考えれば、
大地が21センチ浮き上がる。
そのぐらいの刺激でも、プレートの状況によっては、何かが引き起こされることもあるだろう。
出産率が高かったり、抜歯のときなどの出血が多いのも、推察できる。

でも、陸に生きている人類は、満月の日だけに出産するということはない。
有機的な環境の中で生きていることを感じ、そのなかの月の影響も感じるというスタンスが、重要。

「満月の日の、社会的犯罪の増加に関しては人間心理によるもの」とNASAが伝えていたとしたら、これも、いただけない。
逆に、占いの言説のいいかげんな要素を肯定しているように感じる。

「悟り」というのは、因果がわかる、
ということなのだと思うのですが、

「満月の日に、犯罪が起こる」と占い的に言うのも、
「それは、月に関係ない」と言い切り、そのことばを信じさせようとするのも、
表面的な結果に、重点を置きすぎて、
人を因果関係への洞察から遠ざけていると思うのです。

仏陀は、「自然が先生だ」と語った。
つまり、自然が教えてくれる。
何を? 因果を。

大地が21センチ浮き上がる。
物理的に人間の体に、血液や体液の循環にホルモンバランスに影響を与え、そして精神に影響がないはずがない。

精神のバランスに欠けている人は、満月の日に、症状が出ることがあるのは、推察できる。
微妙な影響で、変化が起こる可能性がある状態であれば、症状が出る。
その精神の状態があって、月という自然の影響を受けて、という洞察が重要です。

ロサンゼルスで、満月の日に犯罪発生率が高いのも、同じ事実だ。
人口が多く、ストレスの多い都市で、精神が高揚した時に、ほんの数パーセントだが犯罪発生率が高まる。
でも、それは月のせいというより、ロサンゼルスのせいなのではないだろうか?
モンゴルの草原で、アポリジニーの社会で、満月の日に犯罪が多いだろうか?

と、いつもは、書くのだが、
今日は、
ストレスの多い都市生活者の一部の想定される精神の状態があって、月という自然の影響を受けて、
という洞察が重要です。

だから、満月の日に、祭りを行い、愛を営むのに適しているのだろう。
十五夜というように、旧暦で15日は満月。
昔の日本人は、いつ満月か全員知っていた。
今日、何日か知っている訳ですから、例えば、今日6日なら、あと9日で、15日、満月。
と、すぐわかります。

そして、
日本人は、月見酒を飲み、月見団子を作り、その月との交流を行なっていた。

神社によく行く人は、月次祭(つきなみさい)という文字を見たことがあると思います。
1日、15日 と書いてあります。
1日、15日に行なう、つまり、本来は、新月、満月に行なっていた。
19万あった(今は8万)神社という神社で、
満月の日に、月次祭(つきなみさい)が行なわれていた。

宇宙から見たら、日本は、全員いつ満月か知り、月のリズムに合わせて呼吸している。
神社での祭り、つまり、魂も含めて、
日本列島が、自然のリズムにあわせて
呼吸しているように見えないでしょうか?

それが、自然と共生していたと言われる日本の姿だったのだと思います。

満月の日に、大地が21センチ浮き上がる。

この象徴的な事実を、心に刻むと、様々な現象の因果が観えてきます。

月を感じる。から、月を観じる。に。

月を見る。から、月を観る。に。

まずは、月を感じましょう。

ぜひ、満月、深夜12時頃、天頂にある満月と、地球の下の方向にある太陽を感じてみてください。
その時、大地が21センチ、浮き上がっている。

そこから起こる、自然の、体の様々な変化にも、意識を向けてみては?

細胞、遺伝子は、確実に、その宇宙のリズムに育まれて、
そのリズムに合わせて営んでいるわけですから。

「満月、6日の昼の12時34分。だから、満月は5月6日ということになるのですが、」と書きましたが

この意味は、理解できたでしょうか?

例えば、7月4日の満月は、03時52分です。
つまり、7月3日の深夜、日付が変わった03時52分なのです。
つまり、満月は、7月3日の夜で、7月4日の夜ではありません。

満月が、何日かは、月、地球、太陽が、一番一直線に近くなった時間、それが
24時間の中で、何日にあたるか、なのです。

だから、「6日の昼の12時34分なら、科学的には、5日の夜と、6日の夜も、同じぐらい満月」というのは、

10時間後の6日の22時34分の月と、10時間前の5日の深夜、実は6日の02時34分の月が、だいたい同じ大きさな訳です。

そして、この2日間では6日の月の出の18時46分(東京)が、一番満月に近い満月です。
「満月、6日の昼の12時34分。だから、満月は5月6日ということになるのですが、
昼の12時頃が満月、ということは、
科学的には、5日の夜と、6日の夜も、同じぐらい満月、
ということになります。」

それを踏まえて、

実は、「満月は月の周期ではない」ということに、明確に気づき始めた方もいると思います。

満月は、太陽と地球と月が、一直線になる、という関係性の周期な訳です。
満月の大潮を、月の引力、と言いますが、正確には、太陽と月の引力です。
6日の昼の12時34分。アメリカでは、この時間夜ですから、日本より、大きな満月が見える訳です。

日本では、
その時に、ほぼ天頂に、太陽が来ている訳です。
自然がその太陽の恩恵で、様々な影響を受け、花が咲き、鳥が鳴いている訳ですが、
海では、大潮になっています。

天頂の太陽と、足の下の反対側にある月に意識を向けると、
同じように、大地が21センチ浮き上がっているのに気づきます。
きっと、正確には、もっと浮き上がっているでしょう。

(10年ほど前に、海上保安庁に問い合わせ、専門家と話をしましたが、21センチというデータ以外は、あまりないようです。柳瀬は、その頃まで、本に16センチと書いていたのですが、それで訂正しました。でも、変動していないわけがないのです。
研究者をご存知の方がいれば、ご紹介ください)

supermoonbigger14-81158

昨日の月は、大きかったのですが、
前回の4月7日、(あるいは3月8日の満月より)、13%も大きくはない、と気づいた方はいますか?
実は、3月8日の満月から、ずっと、大きめの満月が続いています。
次の6月4日の満月も、かなり大きいのです。
アメリカの天文学者は、1%ぐらい小さいだけだと書いていますが、
多分、日本では、今日の満月と同じくらいか、見る時間によれば、大きく見えるかもしれません。
6月4日の20時12分に満月になります。

今年最小の満月は、11月28日です。 (「コズミック・ダイアリー」によれば)
「NASAによるとこの5月の満月は、2012年の他の満月より14%大きく、30%明るいそうだ。」
という記事がありましたが、翻訳の間違いか、
NASAの広報が無知なのか、・・・・(スタッフに、英文を確認してもらっています)

(注 NASAの発表によると、
「いつもの月よりも14%大きく、明るさは30%増しの大き  な月が見られる」とのこと。アメリカでは、そうなります。)  と柳瀬も、引用しました。 間違いです。
「他の満月」って、何をさしているのでしょうか?

「あるいは、いつもの月」って、???
今年最小の満月は、11月28日です。 (「コズミック・ダイアリー」によれば)

それより、14% 大きい、というのは、わかります。

つまり、5万キロ÷38万キロ=約 13%

でも、「他の満月」 というなら、普通は、他の満月すべての平均です。

もし、「2012年の他の満月より14%大きく、30%明るい」

を文字通り受け取るなら、

最小の満月の11月28日の満月より、28%も大きく、なってしまいます。

大丈夫でしょうか?
多分、月が日常的に大きくなったり、小さくなったり、ということを感じていない、知らない人が書いたのでしょう。

スーパームーンは、他の月と違って、特別だ。

月が近づく。 他の満月とは違う。

同じ言葉でも、その精神が間違っている、というか、因果が観えていないから、こういう文章になったのだと思います。

(スタッフに、英文を確認してもらっています)


環境意識とは何か?
環境意識とは?

まわりを感じること。
「まわり=環境 を、感じる=意識する」
それが環境意識。

地球上の生命を育んでいる、太陽や月をまず、感じること。
そして、大地を、地球上の自然を、草木を、昆虫を、
動物を、山を、海を、そして、人を感じること。
それが、本当の環境意識。
http://cosmic-diary.jp/cn7/pg70.html
http://cosmic-diary.jp/j/pdf/kankyo-ishiki-josetsu.pdf  環境意識序説  読んでいただけると幸いです。
この満月から、金環日食までの時間、人類が「月」を感じることを取り戻す絶好の時だと思います。

環境意識を高める、環境意識コミュニケーションとして、重要だと思ったので、
昨日のメールも、1万人ぐらいの方に送りました。

昨日と今日の書き込み、メールを、転送やシェアしていただければ、幸いです。