「時間の法則 7day-seminar 要約」コズミック・ダイアリー2001より(英文の後に訳文があります)

 

The Law of Time
Jose & Lloydine Arguelles

T(E)=ART "Energy factored by Time equals Art."

The Law of Time first appeared profoundly simple. The Law of Time also says "Time is not Money," but "Time is Art."

We are trying now to make the Law of Time as simple and general as possible. We know very specifically that we had to go to Japan to present the whole of the Law of Time. We proudly believe Japanese people and Japanese culture have a very important role to play in helping to restore the human race to live in natural cycles just as rapidly as Japanese moved away from the medieval culture after the Meiji. Once they understand the principle of the Law of Time, they can begin to move very rapidly into showing the rest of the human race what it is to live in the natural cycles.

When we talk about the Law of Time, we are talking about three aspects:

1) Science of Time. The Science of Time has two levels:
-Cyclic Order
-Synchronic Order
Cyclic Time is what we need a good calendar for. A calendar is a tool in harmony with the cycles of the nature.
-Synchronic has to do with how we can begin to live going from the third- to fourth-dimensional time. Then we are advancing into the mental rather than material evolution.

The second aspect of the Law of Time is called the "Science of Morality." From the point of view of our environment, the Biosphere, the human being has become very immoral. Human beings ignore the problem by killing other human beings so that they can take the other human being's land. A long time ago, when people went hunting, they didn't shoot the first animal, but waited for the next one. That way they knew that the species would be continued. Now we know that human beings are causing countless species to go extinct everyday, every year. We have no problem taking all the resources that we want wherever we can find them without thinking of the balance of life.

So there is the relationship between Time and Morality. Elephants don't have a parliament. Birds don't go to vote for President. There is a natural morality that comes from living in the cycles of the universe.

2) In the Science of Morality, we have two aspects.
-Time and Prophecy
-Time and the Biosphere

The Biosphere is the living environment in which we live and which we are. So as we become aware of the Law of Time, we become more aware of the actual environment that we are living in.

We have Science of Time, Science of Morality and the third aspect is the Science of Telepathy. We notice again that all the different species organize their communities by being in telepathic communion with each other. The telepathy has a lot to do with living in harmony with the Earth. We know that birds can go thousands of miles every year from one place to another then return to the same place. Dolphins and whales can communicate in great distance under the sea. And all the insects, when you watch them, they all know what they are doing and they all know who they are. We see that all of life organizes itself according to telepathic communities.

Originally human society also had what we call telepathy. But once we got involved in a process that is called history and became more and more removed from nature, then we lost that telepathy. According to the Law of Time, when we are living in the natural cycles, the telepathy is restored.


3) Science of Telepathy has two levels.
-Telepathy: the Organic Order
-Telepathy: the Perceptual Order

Again to review, we have the Science of Time which is the "Cyclic Order" and the "Synchronic Order;" "Science of Morality" which has to do with "Time and Prophecy" and "Time and Biosphere," and the third, "Science of Telepathy" which has to do with the "Organic Order of Telepathy" and the "Perceptual Order Telepathy." The Organic Order of Telepathy" has to do with the biological level, and the "Perceptual Order of Telepathy," of course, with what we call a mental perceptual level.

-- Plus one is referred to as the Earth Wizardry of the Rainbow Bridge.

For many years through many different cultures, there has been the vision of the rainbow. In some of the native American cultures, they actually had the vision of the Rainbow Bridge, when all the true, righteous people will walk across the bridge, this is a sign of when the time is going to be fulfilled.

Earth Wizards are human beings who have chosen to live in harmony with nature. To live in harmony with nature is to follow the knowledge of the Law of Time. This is an overview of what we will cover in the seven sessions.

Since this is new wine, using old bottles won't help. It's better not to try to understand what this means in terms of what you think you already know. If you only have one cup, make sure it's empty and clean, so when we put in the wine of the new knowledge, it will taste right when you drink it.

This is why we have developed different tools to work with, which are actually mental tools not physical tools, so that we can see how real this is.

 

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時間の法則

ホゼ&ロイディーン・アグエイアス

通訳 高橋徹 甲斐さやか 滝元隆伸 
編集・構成  柳瀬宏秀

 1999年秋にチリで行われた7週間にわたるセミナーの内容を、日本で再現したいというホゼの意向に、7日間1日2時間半というスケジュールで、2000年の2月に東京で開催されたものです。

 ホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻の来日は何とか決まっていたものの、この7デイズのセミナーは、宙に浮いたままで自然消滅しそうな時に、あるメーリング・リストに「ざっくばらんな相談です」という呼びかけをしたところ、奇跡的な形で盛り上がり、主催者がいないにもかかわらず、参加者すべての協力により、理想的な形で役割分担が自主的に決まり実現したものです。

 このセミナーは、2月15日から始まり、19日の銀座中央会館でのホゼ・アグエイアス夫妻の来日記念講演会をはさんで、2月22日までの8日間(セミナーは7日間)行われたのですが、参加者には深く感動が刻みこまれたものだったことをご紹介しておきたいと思います。そして、この7日間のセミナーのほんの一部でも、少しでも多くの方に、少しでも早くお伝えできればと思い、この「時間の法則」という章をつくりました。

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序として、「時間の法則」

 
 T(E)=ART、時間によって因数分解されるエネルギーは芸術に等しい。「時間の法則」というのは、このようにシンプルな形で表わされています。 また、時間の法則は「時は金なり」ではなく、「時は芸術なり」と言います。

 「時間の法則」をできるだけシンプルで、一般的なものにしたいと思っています。そして、この「時間の法則」の全体像を伝えるために、私たちは日本に行かなければいけないと思っていました。私たちは日本人と日本の文化というものが、とても重要な役割を果たすと信じています。それは、日本人が明治以前の中世文化から急速に現代文化に移ることができた、その同じ速さで、人類全体が自然のサイクルを取り戻す、そのための手助けをするという重要な役割です。ひとたび日本人が「時間の法則」の原理を理解したなら、日本人はすみやかに、自然のサイクルで生きるということがどういうことなのかを、他の民族に示し始めるというところまで立場を変えることができるのです。

 「時間の法則」について語る際、私たちは次の3つの側面について語ります。
  1) 時間の科学 (Science of Time) について
  時間の科学には二つのレベルがあって、
・ひとつは「周期性秩序 (Cyclic Order)」 というものと、
・もうひとつは「共時性秩序 (Synchronic Order)」 というものです。
 周期的な時間秩序のために、私たちにはいいカレンダーが必要なのです。カレンダーとは、自然のハーモニーとサイクルと一緒に生きるための道具なのです。共時性秩序というのは、いかにして私たちが3次元から4次元の時間に生き始めることができるか、そこに関係しているものです。そして、私たちは物質的な進化から精神的な進化へと進んでいくのです。

 「時間の法則」の2つめの側面は、「道徳の科学 (Science of Morality) 」というものです。
 地球環境、生物圏という観点からすると、人間という存在は非常に非道徳的な存在になってしまったのです。人間は他人の命を奪うことについて、あまり問題意識をもっていません。だから、他人の土地を勝手に奪ってしまったりできる。大昔、狩猟生活をしていた頃の人間は、一頭目の獲物を射止めずに、その生物種が絶えないように、次の獲物を待ったといいます。そういうやり方が、種を存続させるということを彼らは知っていたのです。ところが現在、人類が多くの生物種を日々絶滅に追いやっていることを私たちは知っています。また、自然資源についても、見つけたら、どこからでも、すべての資源を奪いとってしまうことに、何の疑問も感じていません。それによって引き起こされる生態系バランスの変化などまったくお構いなしに搾取しています。

 だから、「時間と道徳性」との間に深い関係があるということなのです。象は議会を持っていません。鳥も大統領選の投票に行くことはありません。そこには宇宙の周期に基づいた自然なモラル(道徳)があるからです。
 2) この「道徳の科学 (Science of Morality)」 にも、2つの側面があります。
・ひとつは「時間と預言 (Time and Prophecy) 」というもの
・もうひとつは「時間と生物圏 (Time and the Biosphere)」 というものです。
 生物圏というのは、その中で私たちが生きているところの息づいている環境であり、また、私たちそのものなのです。だから、私たちは「時間の法則」に対して、私たちが生きている実際の環境に対して、もっと目覚める必要があるのです。
 最初の2つは「時間の科学」と「道徳の科学」でしたが、3番目は「テレパシーの科学」です。
 様々な生物種がテレパシー的に相互交流することで、それぞれ独自の共同体を築いています。テレパシーというのは、地球と調和をとって生きるということと多いに関係があるのです。鳥たちはある場所から別の場所に何千マイルも旅をし、そして、まったく同じ場所に戻ってくることができるのを私たちは知っています。イルカや鯨も、海の中で遠く離れていても通信することができます。昆虫たちもそうです。彼らを観察すると、自分たちが何をしているのか、自分たちがいったいだれなのかということ、すべてを認識しながら生きているようです。つまりすべての生命というものは、テレパシー的に親しく交流することによって、すべての生命そのものを有機的に形づくっているのです。
 人間社会にもまた、最初は、私たちがテレパシーと呼ぶものが存在していたのです。しかしひとたび、私たちが歴史と呼ばれるプロセスに巻きこまれてしまうことによって、自然からどんどんどんどん遠ざかり、そして、私たちはテレパシーを失うのです。
 「時間の法則」によると、私たちが自然のサイクルに従って生き始めれば、テレパシーが戻ってくるのだといいます。
 3) この「テレパシーの科学 (Science of Telepathy) 」にも、2つのレベルがあります。
・ひとつは「有機的な秩序:テレパシー」というもの (-Telepathy: the Organic Order)
・もうひとつは「知覚的な秩序:テレパシー」というもの (-Telepathy: the Perceptual Order)です。
 「有機的な秩序のテレパシー」というのは、生物学的なレベルに関係したもので、一方、「知覚的な秩序のテレパシー」というのは、もちろん精神的な知覚のレベルに関係したものです。

―― プラスワンは「地球の魔法、虹の橋」と呼ぶものです。

 長年にわたってこれまでの地球の様々な文化の中に、「虹」のビジョンについて語られているものがあります。ネイティブ・アメリカンの文化のなかには、実際に「虹の橋」のビジョンというものがあり、時が成就するときに正義の心を持った人たちが「虹の橋」を渡ることができるといいます。

 「地球の魔法使い」というのは、自然との調和を取った生き方を選択する人間のことです。自然と調和して生き、そして同時に「時間の法則」の知識を備えている人間のことです。
 以上が7日間に及ぶセッションの概要になります。

 これは新しいワインですから古いボトルは役に立ちません。あなたがすでに知っていると思っている方法やことば使いで、理解しようとしないでください。たとえば、あなたがコップをひとつしか持っていないとしたら、そのコップが空になっているか、よごれていないかを確認して下さい。そうすれば、私たちがコップに注いだ新しい知識というワインを、あなたが飲んだ時に、正しく味わえるでしょうから。

 理論を伝えたいのではないということで、「時間の法則」を理解するためのツールを開発してきました。それは実際には物理的なツールというよりは、むしろ精神的なツールなのです。精神的な意味で本物だということを感じられるようなツールです。

 1) 時間の科学 (Science of Time)
  ・周期的な秩序 (Cyclic Order) のツールは<13の月の暦>。
  ・共時的な秩序 (Synchronic Order)のツールは<ドリームスペル>。
 2) 道徳の科学 (Science of Morality)
  ・時間と預言 (Time and Prophecy) のツールは<テレクトノン>。
  ・時間と生物圏 (Time and Biosphere) のツールは<倫理プロジェクト>。
 3) テレパシーの科学 (Science of Telepathy)
  ・有機的なもの (Organic Order of Telepathy) のツールは<20の銘版>。
  ・知覚的なもの (Perceptual Order Telepathy) のツールは<7:7::7:7>。

 

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第1日目 時間の科学 「周期的な秩序 (Cyclic Order)」
        銀河の月9日(2月15日)kin198 白い電気の鏡

 
 「時間の法則」というものは、これまで無意識だったものを意識化させる働きを持っています。<13の月の暦>に関して話していこうと思います。それは、時間の科学というものです。テーマは時間の科学のなかの、「周期的な秩序」というものです。
 
 私たちが最初に日本に来たときは、<13の月の暦>を広めるという目的がありました。そして、<13の月の暦>の目的である宇宙の周期に合わせて、調和の取れた人間存在として私たち自身を回復していく、という目的がありました。

 私たち自身、またみなさんを含めて「時間の法則」について知らないというのは、実に興味深いことです。時間の科学というものを扱っている大学はほとんどありません。時間の授業をやる大学は、少なくともこの惑星地球上においてはほとんどないわけです。従って、私たちは空間(宇宙)のことに関しては知識があっても、時間については、私たち自身はほとんど知らないわけです。
 子供たちに時間について教えようとするときは、私たちは子供たちに時計の読み方を教えます。子供が時計の読み方を覚えると、それでもう時間についての学習は終わりになります。なぜこういう状況なのでしょうか? なぜ私たちはこれまで「時間の法則」というものを知らなかったのでしょうか?
 私たちは3つのことを知っています。時は時計である。時はカレンダーである。時はお金である。この3つです。私たちは現代人として非常に複雑な知性を持っているように思っていますが、時間についてはほとんど何も知らないわけです。それを、2つばかりの装置・道具というものに教義化して、それをひとつの教義としているわけです。それが時計とカレンダーです。そのように時計とカレンダーに教義を集約してしまったために、それ以外に、時間とは何なのかと言う可能性については考えないようになっています。私たちは、もっと時間が欲しいというそういう所での戦いをしている面があります。
 
「時間の法則」についてお話するときは、ひとつの公式について実際にはお話していることになります。「T(E)=ART、時間によって因数分解されるエネルギーは、芸術に等しい。」そういう公式です。

 宇宙に存在する全てが、この法則に従っています。たとえば、朝起きてまだ暗いとして、夜明けになるころ、星が輝き、太陽が出てくると、鳥たちのコーラスが聞こえます。そのとき鳥たちが鳴くのは、「時間の法則」に従って生きているからです。いつ鳴いたり歌ったりしたらいいのかを、鳥は知っているわけです。太陽が沈むと、鳥も静かになります。夏の夜になるとある種類の昆虫は鳴きはじめ、別の昆虫は鳴き止むというそういう現象が見られます。このように、万物全てがこの法則に従っています。この法則は、それまで無意識だったものを意識化します。
 この「時間の法則」を発見する前までは、鳥や昆虫あるいは、動植物などがある特定のリズムを持っているということを、私たちは本能的に漠然と知っていたわけです。しかし、その様々な生き物たちが「時間の法則」にしたがっているということに関しては、無意識でした。でも、いま私たちは「時間の法則」が存在することを知っています。本当の時間は何かということを考えるまでは、時計が時間を表していると思っていたわけです。時間というのは時計ではありませんから、そう考えるのは馬鹿げたことです。時計は機械にしか過ぎないものです。
 時計は、本来全く時間とは関係のない物です。私たちが使っているカレンダーには2つのカレンダーがあるわけですが、ひとつは伝統的な太陰暦というもの、もうひとつは一般的に世界中で使われて、また世界を支配しているグレゴリオ暦というもの。太陰暦は月の暦ですから、月の満欠けにそった形でできています。それはいいわけです。でもグレゴリオ暦はいったい何を計っているのでしょうか? 
 太陰暦の場合は、新月から次の新月までという時間を計っています。でも31日ある現在の暦は何を計っているのでしょうか? 31、28、31、30、31、30日....というリズム・パターンというのはいったい何なんでしょうか? 自然の中でそういったパターンに従っているものは何ひとつありません。それは単なる、不規則で人工的なパターンにしか過ぎないのです。もし私たちが自然と全く無関係なパターンに従い続けているとしたら、また、文明化された社会というものが、完全にそれに乗って動いているとしたら、それに従っている私たち自身が自然と切り離されてしまうのは当然のことと言えるかもしれません。そんなカレンダーに従っている社会が、自然を破壊しているとしても不思議はありません。

 私たちが発見したことのひとつは、時間というのは実際には数学的な比率だということなんです。それは「13:20」という比率で、ひとつの定数です。それはちょうど、光の速度が一定、というのと同じ意味での定数です。
 自然界にあるあらゆるものは、一種のエネルギーだと考えることができます。私たち自身もエネルギーです。遺伝子コードによって構成された生物学的あるいは生物化学的エネルギーの一種と考えることができます。また、海や山などもある種のエネルギーの形だと考えることもできます。つまり、生きているもの全てがエネルギーです。従って、宇宙にある全ての現象(森羅万象)が、この定数の現れであると考えることができます。このエネルギーの質とか形に応じて、この定数がある特定のリズムや周期を産み出します。

 しかしここでただひとつだけ例外があります。それが人間です。人間は、自然時間を拒否した唯一の生物種なのです。唯一人間だけが人工的な時間の中に生き、それに基づいた生活を営んでいます。これは常にそうであったというわけではありません。しかし、少なくとも過去400年の間、地球上に住むほとんどの人々が、自然時間ではなく人工的な時間を選んで、それに則って生きてきました。

 面白いことに、鳥はカレンダーを持っていません。樹木は年輪を作ります。最近知ったことなのですが、イルカに関することなんですが、彼らは自分たちの歯を使って時を計り、管理しているということです。イルカというのは、歯が成長して28日ごとにある印が歯に刻まれるそうです。その印が1年に13回刻まれ、28日ごとにある印が刻まれて、13回その印が刻まれるとそれが大きなものに変化する。

 生物種によっては、時間を管理し計るという機能が体の中の内部にあるということです。人間はカレンダーを使うわけです。ですから、カレンダーが「時間の法則」を理解する上での最初の入口になります。

 

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第2日目 時間の科学 「共時的な秩序 (Synchronic Order)」
       銀河の月10日(2月16日)kin199 青い自己存在の嵐

 
 最も深遠な原理は、私たちが乗っかっているこの地球は、宇宙船地球号ではなくて、時間船なんだということです。私たち自身をこの地球上に生きる時間旅行者だととらえることです。12:60という計時周波数の観点から分析した結果、私たちは空間の中で迷ってしまった時間旅行者なんだということがわかりました。

 私たちはとてつもなく奥深いものを扱っているということに気がつき始めました。たとえば、私たちと時間との関係とはいったいどんなものなのでしょう? 私たちと時間との関係が、どういう形で歴史を形成していったのでしょう? 

 たとえば12:60と呼ばれる現代人の場合は、こういったことをあまり考えなくなっています。現代人はすでに問題を克服して解決してしまっていると思っています。つまりテクノロジーがその解決方法だと信じ込んでいるのです。そのような問題について、もう考える必要がないと思っているのです。ただ機械をたくさん作ればいい、そして機械を使ってより快適な生活を送れるようにすればいいと思っているのです。3、40年前までは、人々はもっと哲学的なことについて語り合っていました。ところがいまやすべてはマーケティングに集約されてしまっています。それによって人生の諸問題すべてが解決していると思い込んでいるわけです。
 
 たとえば、現代では科学が世界を支配しています。ただしその科学というのは「空間の科学」、つまり空間の宇宙的な発生をもとにした科学なわけです。それはたとえばビッグバンというもの、それが宇宙的な発生とつながっている。
  時間の宇宙的発生の理論は、「今」に中心をおいた宇宙論で、数学的な放射状のもの、それを説明するものなのです。
 
 「時間の法則」の観点からすると、私たちひとりひとりが「いま」という放射状の中心にいるということと、それぞれの放射状の「いま」における中心が私たちだということは同じことを言っているのです。
 私は私の意識を持っていて、こうしてここに座って様々なものを見ています。同様にみなさんもそうしてそこに座って、みなさん自身の意識を持って様々なものを見ています。とりわけみなさんにこうして話しかけている私を見ています。しかし本当はどちらも同じひとつの意識なのです。そこからすべてが始まるのです。これが四次元意識、四次元的な心の定義であり、その一例です。
 
 私たちのマインドが肉体に宿っているとするなら、私たちは航行術を学ばなければなりません。その出発点は常に「今、ここ」からです。<ドリームスペル>のツールすべては、「共時性秩序」という名の大海を航行していく術を学ぶためにあるのです。

 13の月は三次元の尺度で、これに対して260日の方は四次元の尺度です。ですからまず13の月を理解したら、次の段階として260日の周期を理解することが大切になります。この2つの周期は、互いに同期を取るものなのです。
 
 「シンクロニシティ」は、歪んでしまった三次元のグレゴリオ暦の時間の中にある時、通常ある種の驚きをともなったり、偶然の事件として生じてきます。
 一方<ドリームスペル>は、私たちが通常「シンクロニシティ」と呼んでいるものを、必然の出来事と見なします。つまり数学的に説明したり描写したりできる秩序の現われに過ぎないのです。「シンクロニシティ」というのは、ただ偶然で起こっているものではないのです。「シンクロニシティ」というのは、「共時性秩序」が現われたものなのです。たとえば三次元の秩序は重力によってまとめ上げられています。ところが四次元的な「時間の法則」の考え方からいくと、宇宙は時間によって保たれているのです。時間における特定の瞬間や宇宙における特定の瞬間というものは、すべて「共時性秩序」が現われているということです。つまりあらゆる事象が常に一時に起こっているのです。ところが現在の私たちはまだ心の発達が未熟で、それを知覚することができないだけなのです。
 
 ですから260日周期によってコード化されている<13の月の暦>に従って生き始めると、私たちは純粋な四次元の数学、四次元意識の中に入り込んでいきます。四次元意識は純粋な調和以外の何ものでもありません。<13の月の暦>に従うということで、次第に260日周期の四次元数学に入り込めるようになります。この調和は私たちの意識やマインドに必然的に働きかけてきます。

<ドリームスペル>を含む四次元の放射状の数学全体の目的は、人間に調和を取り戻させるということにあります。

 <ドリームスペル>というのは「相互に同意のとれたリアリティー」ということを意味するのです。
 たとえば、一組の男女が恋愛関係になったとしたら、それはある<ドリームスペル>を互いに生きているということになります。いますべての人類が人工的で機械的なグレゴリオ暦を生きているとすると、それはその人たちがその時間に従って生きることに同意しているということなのです。
 
 「時間の法則」について、みなさんはまだわずかしか理解していないかも知れませんが、なぜ理解しづらいのかというと、私たちはまだ<歴史のドリームスペル>の中にいるからなんです。

 <ドリームスペル>の真の目的は、新しい社会形態を作り出すことにあります。

 

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第3日目 道徳の科学 「時間と預言 (Time and Prophecy)
       銀河の月11日(2月17日)kin200 黄色い倍音の太陽

 
 預言とはすべての知識のルーツだと考えます。預言とは、人々の間違いに対して、時間というものがだした答え、時間というもののリアクションなんですね。人々は常に幸福を求めています。しかし、それでも人々は道に迷ってしまうようです。そして、方向性を失ってしまった人々は、道徳感を失ってしまいます。つまり、もともと自分たちが生きていた、正しい道から外れてしまうんですね。

 究極の道徳観をはずれた状態とはいったいどういうものでしょう。宇宙的な観点からみると、それは自然のサイクルからはずれた生き方をするというものです。これが間違った生き方です。地球上のいろんな他の生物を見渡してみると、それらの生き物はすべて自分たちの枠の中で生きています。イルカの社会には裁判所はありません。なぜなら彼らはすべて自然のサイクルに従って生きているからです。様々な動物種はそれぞれ自分たちの中で合意に従って生きています。おなかをすかしたライオンは鹿を探します。またおなかをすかした大きい魚は、自分より小さい魚を求めます。しかし、これらのことは、すべて、より大きな法則の中のひとつの機能なんです。このようにして、地球上のあらゆる生物種はひとつの法則、秩序の中で生きています。
 
 人間社会だけが法律や裁判所を持っています。原始社会の中にも、人間はいわゆる戦争というものがったんですが、その戦争の目的というのはたとえば土地の争奪、奴隷や女性の略奪などの目的があったんです。目的の善悪は別として、これらのことはすべて、形式化されたある構造の中で行われていました。

  しかし、紀元前3113年という歴史のサイクルのはじめをさかいとして、人間の歴史の中で人のあり方というものがだいぶ変わりはじめました。人々は都市を造り始め、次第に自然から離れて生きるようになりました。そして、法律というものがでてきましたし、戦争もより複雑化するようになりました。
 そうするうちに、いわゆるスピリチュアル・リーダーとか預言者とかメッセンジャーと呼ばれる人々がでてくるようになりました。これら預言者の中には聖書のアブラハムやそしてブッダがいたんですが、これらの人々はすべて「改革をしなければならない」というメッセージを持っていました。そして、彼らは道徳的な教えを人々に説きました。しかし、こういった優れた導師がでてくれば、でてくるほど、それは社会にどんどんひどくなっているということを意味します。
 
 色々な預言を検証していくと、みなある種のパターンを持っています。預言の本質というのは、人間が自然から離れてしまっているという、これがテーマなんです。
 
 私は長い間、チベット仏教を研究してきました。チベット仏教では預言に関して次のように扱われています。これは、パドマサンバヴァという修行僧の伝統に基くものです。パドマサンバヴァは教えを秘匿 隠蔽(いんぺい)するということに触れています。つまり、教えというのは、いったん隠されて、未来のある時点、あるタイミングで発見されるようになっているんです。こういった教えは「テルマ」と呼ばれています。日本語では「埋蔵経」といわれています。秘匿という法則は普遍的なもので、パカル・ヴォタンの教えもまた、テルマだったんです。
 つまり、彼の教えは地中にかくされて、ある特定の時期に発見されるように仕組まれたものです。そういうわけで、墓が作られて、ちょうど1260年後に開かれました。
一般の人たちには理解しがたいことでしょうが、預言を解読しはじめた時、私はまさに埋蔵経のような法則が起きていることに気づきました。
 
 では単純に考えて、この預言は何を伝えようとしているのでしょう。人々が自然に回帰して、自然のリズムに従って生きるようにならねばならない。自然のリズムにも回帰するためにはまず<13の月の暦>に従って生きねばならないということです。
 預言もまた、預言の7年というものを定義しています。預言の7年は、つまり人々を覚醒させて、この預言のメッセージを世界中に伝えるための準備期間としての7年です。
 
 このテレクトノン・ボードには2つの流れがあります。なぜ2つあるかというと、ひとつは銀河から太陽に向かって流れるもの、もうひとつは、太陽から銀河に向かって流れるものです。この太陽系自体が全体としてひとつの生命体のようなもので、それが「ヘリオスフィア」、太陽圏と呼ばれます。
 この太陽圏は実際には呼吸をしています。銀河の側から息を吸い込んで太陽に向かい、太陽の側から息を吐いて、それが銀河に向かいます。惑星軌道の役割は、太陽系全体の調和を保つということにあります。

 マヤの預言というのは時間全体を、そして人類全体を取り扱っています。

 このマヤの預言について、お話する時に、同時に、いったい、マヤ人たちはどんな人たちだったのかということが関わってきますし、マヤ人が残した神秘的な謎というものがあります。また、彼らがある時、どのようにして人類の遠い過去を知っていたのかということ、そして、太陽系の他の惑星についてなぜ知っていたのだろうかという疑問もでてきます。

 マヤの預言では、2012年がひとつの周期の終わりだといわれていますが、その日に審判の日がやってきて、人間が試練の時に果たせる人間がテストを受ける、そういうことが起きます。その時点で、もし人間が自然な生き方に回帰していれば、いわゆる生命の木が再び花を咲かせることになるでしょう。しかし、まだ今は生命の木、宇宙の木は花を咲かせていません。
 
 <テレクトノン>の預言は、人間を道徳的な観点から自然の周期に一致した形で生活を立て直して、それによって、普遍的なテレパシーへと導くものです。

 

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第4日目 道徳の科学 「時間と生物圏 (Time and Biosphere)」
        銀河の月12日(2月18日)kin201 赤い律動の竜

 
 これが私達の銀河です。(銀河の写真を見ながら)私達が銀河的な意識をこれから開発していく上で、自分達が今、どこにいるのかを少し把握しておきましょう。私達はここにいます。ここで示している円、この直径が、ちょうど6千光年です。1光年とはだいたいどのくらいの距離なのか、皆さんご存知ですね。とにかく壮大な距離です。それでも銀河の中心からは本当に遠く離れているのです。私達は現在ここにいます。この位置にいながら、今夜私達は、銀河的な意識や銀河の文化を地球に持ち込むというような話をしているわけです。しかし、私達はすでに銀河の中に存在しているのです。ここにいるらしいのですが、私達には実際、ほとんど何も見えません。これは、いわゆる典型的な銀河と呼ばれるもので、このような銀河が3千億個もあると言われています。そして、それら各銀河には約3千億個の星々があります。ですから私達は、本当はちっぽけな存在なのです。

 実は時間の宇宙学というものは、今、言ったものとはかなり違います。時間の宇宙学は、別にこういった銀河が存在することを否定していません。現代の科学者たちは、宇宙がなぜあらゆる方向に向って画一的であるか、その理由を解明していません。時間の法則の宇宙論によれば、その宇宙が画一的に、つまり形態的に統一に向かっているように見えるのは、その放射状のプロセスが根本にあるからです。この放射状母体の中心にある種の知性を表わすものがあり、これを「銀河を組織する力」という風にも言っています。ある人はそれを「神」という風に呼んでいます。

 それは実際に宇宙における知性です。というのは、そこに知性がある時、その知性はなんらかの目的を常に持っているからです。つまり、知性がなければ目的を持つことができません。現代科学者はこれを単なるランダムな効果が生じたものとしか受け入れていませんが、私達がここで取り扱っているのは、そこに知性があるということ、また目的があるという、そういう問題発言なんです。実際、もし本当に私達がここの位置にいるのだとすれば、私達の星というのは全銀河の3千億の星々の中のたったひとつなんですが、明らかにもしそうだとしたら、きっと私達よりも大きな存在があるに違いありません。

 私達が完全に宇宙意識の中に浮上することができれば、私達のマインドはその時、常に四次元の状態にあります。その時、私達の肉体はいわゆる「根っこ」といわれるような状態になります。つまり西洋医学で言われているように私達の体はマシンではないのです。そうではなくて宇宙の中で「振動している根っこ」なのです。

 地球はこの「根っこ」が育つための土にあたるのです。いろいろな元素がありますね。火、水、風、空気、雨、そして土。これらのものは、すべてこの根っこに栄養分を与えてくれます。根っこの目的は、意識が再び宇宙の中へ帰っていくための場所、を提供することです。そこから、私達は宇宙意識へ、そして超意識へと移行します。そして私達がこの超意識の頂点に達して、意識というものがひとつであるという状態に達すれば、私達はその時、源に回帰することができます。この時は純粋意識しか存在しません。

 私達はひとりひとりがある星の一部なのです。それが真実です。

 この星は常に進化しています。そして、この星はいろいろな段階に移行していき、その都度、様々な段階のレベルの放射や、エネルギーを放出します。私達は感覚や身体を進化させて、今とは違った感じ方をするようにならなければなりません。
 また、同時に私達はプラズマと呼ばれる別な宇宙線の形を受け取っています。つまり、これは人間が引き起こしている部分と、また宇宙のサイクルにより引き起こされているものとがあります。人間が引き起こしている部分というのは、人間もまた大きな宇宙的なメカニズムの一部となって動いている部分でもあるというわけです。いずれにせよ危機のある時において、その時点から生物圏から精神圏への移行するのです。

 私達は、今二つの問題を扱っています。一つは意識としての時間の進化という問題、そしてもう一つは生命というものが、時間の中で、意識としてどのように目覚めていくかという問題です。時間が生命に情報をもたらします。

 もう一度、「T(E)=ART、時間によって因数分解されるエネルギーは芸術に等しい」という「時間の法則」の公式に戻って、宇宙の放射状の構造をみてみますと、この構造自体が13:20の計時周波数によって仲介されているということがわかります。これは情報が時間を通して生命に影響を与えるということと同じです。「時間の法則」というのは、人間の法律とは違います。そして「時間の法則」の発見は、それは、私達が生物圏における危機というものを迎えたときに正確に生じたのです。

 「時間の法則」によると、精神圏というものは非常にポジティブに、また創造的に生まれると言っています。ただし、そのためには人間が正しい自然の周期に自分達を合わせなければいけないということです。自然は次のように言っているんです。「こういう分析ができますよ、こういう解決方法があります、こういう方向が見出せる」ということを人間に教えてくれているんです。それ以外の方法では、この問題をさらに破壊的な方向に向かわせるだけです。つまり、時間の法則が発見され、また<13の月の暦>が生じたということは、我々に普遍的なテレパシーへと向かっていく、その可能性が与えられたということです。

そして、生命が精神化されることによって人間と自然の諸力とが融合し、私達が今まで想像することもできなかったリアリティというものを提供することになります。

 12:60というものが私達と宇宙との関係というものを引き離してしまいましたけれども、この<倫理プロジェクト>を通してもう一度私達は、惑星地球と私達自身を結びつけ、それを同一視するようになります。つまり、私は地球であり、地球は私であるということです。私の中に地球があり、地球の中に私があるということです。そういう方法をとることによって、私達は自然と一体になります。

それは、パラダイムシフトというものが、私達が宇宙の中で一体どういうものなのかということを知ること、私達の惑星地球で一体何が起こっているのか、その性質がどんなものなのかについて気づくということから生まれ、そして、それにまつわる実践というものが物質的あるいは物理的な性質のものではなく、我々の精神的なレベルにおいて行われるものであるということを示します。従って、精神圏を確立し、また、地球を安定化させる第一段階というのは、今年の虹の橋のプロジェクトから生じてきます。

 

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第5日目 テレパシーの科学
     「有機的なもの (Organic Order of Telepathy)」
        銀河の月14日(2月20日)kin203 青い銀河の夜

 
 テレパシーが存在する、というのであれば、存在するということをどうして証明しなければならないのか、というパラドックスが生まれてきます。これこそが現代科学のパラドックスなのです。

 私たちが自然のサイクルとのつながりを失ってしまったから、そのために、科学者はすでに存在するものをわざわざ証明しなければならなくなったのかもしれませんね。言いかえれば、この「歴史の12:60というプロセス」、人間を自然のリズムから切り離す12:60というプロセスが、テレパシーを喪失させたのです。実際にテレパシーがなくなったわけではなくて、つまり12:60の条件付けが、すべてを三次元で捉えるというような考え方を人間に植え付けたので、私たちのテレパシーを使う部分がシャットダウンされてしまったのです。そのためにその実在を証明しなければならないような事態になってしまったのです。
 
 テレパシーを理解するには、二つのレベルがあります。有機的秩序のレベルと知覚のレベルです。テレパシーの有機的秩序というものは、<時間の法則の20の銘板>という形になります。ここでは、7:7::7:7と言う形になっている知覚の秩序を言います。今日は「テレパシーの有機的秩序」と<時間の法則の20の銘板>についてお話しします。
    
 地球上のあらゆる生物がテレパシーによって相互に依存しあって連絡を取り合っています。時々膨大な数の鳥が飛んでいることがありますよね。さまざまな鳥が、何百羽もさまざまなパターン、さまざまな形を作りながら飛んでいることがあります。先日イタリアのローマだと思いますが、自分たちの上に、それは何百羽もの鳥がいろいろなパターンを形作って飛んでいたのです。この鳥たちはいつどのようにして回転すればパターンができるかということがわかっていたようです。これはほんの一例です。だれかがスピーカーを持って「こっちへこい」と指示しているわけではなかったのです。鳥はみな今何をすべきかわかっていたのです。

 私たちが時間の計時周波数を研究し始めたとき、自然の周波数の生き方に戻れば、自然にテレパシーも戻ってくることがわかりました。「時間の法則」を研究すれば、なぜ科学者たちがわざわざテレパシーを証明しなければならなかったかがよくわかります。それはテレパシーが実は時間の機能の一部だからです。テレパシーは自然の計時周波数の機能の一部なのです。

 私たちが意識と呼んでいるものは、実際には時間としての意識の進化ということと関係があります。この意識の進化というものは恒星の進化と切り離すことができません。進化ということは星が進化発展成長するということと関係があるのです。そして星の進化はT(E)=ART(時間によって因数分解されるエネルギーは芸術である)というこの等式につかさどられています。

 では、いったい人間とは何なのでしょう。その本質とはつまり、私たちがDNAだということです。あらゆる生命形態と同じように人間もDNAというものから進化し始めます。では私たちはいつ、DNAについて知ったのでしょう。実は、それは1953年のことです。、DNAはパカル・ヴォタンの墓が開かれた1年後に発見されたのです。
 1953年にはもう一つ大きな科学的な発見がありました。それは地球の電磁場の発見でした。さらに詳しく言うなら、地球を取り巻く放射線帯のことです。DNAの発見と放射線帯の発見とはシンクロニシティを思わせます。共時性秩序という観点からすると、DNAと地球の電磁場つまり放射線帯は密接に繋がっています。DNAは普遍的なテレパシーを確立するための一つの機能として存在します。

 1987年、ハーモニックコンバージェンスの数ヶ月前に、超新星で1987Aという超新星が発見されました。過去400年にわたって発見されたことのなかった超新星だったのです。

 時間の力学によると、超新星の爆発というものは、ひとつの星の歴史が完了するということを意味するだけでなく、超意識におけるできごとでもあるのです。例えていえば、何百万もの仏陀が大きな悟りを得るというような意味合いです。その時やっと科学者たちは、超新星を観測するするためのパワフルな望遠鏡を手に入れたようです。その望遠鏡のおかげで彼らは1987A、(あるいはケツァルコアトルという)超新星を発見しました。その超新星は彼らから見ると非常に奇妙なパワフルな現象を起こしていました。
 巨大なリングの中にさらにリングがあるという現象が起きていました。そしてもう一つ97年になると、この超新星は再び爆発しました。また、色々なリングが現れました。そして、<20の銘板>と「時間の力学」は、またこの超新星と非常に関係あったわけです。「時間の力学」によると、この悟りを得たマインド、つまりこの場合は超新星なわけですが、この悟りを得た星の意識が、その助けを必要とするあらゆる星に届けられるんです。

 私たちの知りうる限り、最も高い道徳観念を持っていた菩薩。菩薩はこういう風に言いました、全宇宙が悟りを得ない限り私自身も悟りを得られないと。つまり、超新星が爆発した時、その星の中で進化していったいわゆる悟りを得た覚醒意識が、その悟りを必要とするあらゆる星に届けられるわけです。それが届けられる方法は、二通りあります。実は、どちらも一つの方法なのですが、一つはテレパシーによって、もう一つはプラズマと呼ばれる電気的な物質を放射することによってです。

 そして、87年以来、この太陽系全体が新たなるプラズマエネルギーを浴びて来ました。このエネルギーのお陰で、太陽系のあらゆる惑星が電磁場の影響を受けました。特に太陽が大きく影響を受けたようです。太陽はつまり私たちの一番近くにある恒星です。89年に今の23年の太陽黒点のサイクルが始ったのですが、これはかつて観測されたことがないほど強烈な太陽の黒点活動だとされました。「時間の法則」は、意識と物質を分け隔てることはありません。

 多くの古代人は、進化する太陽の放射を受けて、それによって進化していくというような考え方を、直感的に知っていました。特にエジプトや南米、メキシコ文明の古代人たちは知っていました。彼らは、太陽の宗教を持っていました。それは、進化していく人間の意識と、星としての太陽の進化が呼応しているものだという宗教でした。

「その星の歴史を全て理解しなければならない」

 これは時間航行学です。宇宙飛行士のことを知っていますよね。彼らは宇宙の中に出かけていきます。クロノナットとは、つまり時間航行者、時間旅行をする人ということです。これは時間の船ですが、この時間船をうまく2013年に到達させるため、私たちは時間におけるフラクタルの置き換えをちゃんと理解していないと、良い時間航行者にはなれません。

 

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第6日目 テレバシーの科学
     「知覚的なもの (Perceptual Order Telepathy)」
       銀河の月15日(2月21日)kin204 黄色い太陽の種

 
 この「知覚的なもの」というのは、私たちの心の面での知覚のことです。

 偉大なるマヤの言い方で「イン・ラケチ」という言葉がありますが、「私はもう一人のあなた自身である」という意味です。これはすべての事にあてはまることで、宇宙全体がそうなっています。これが放射状プラズマの宇宙論です。

 私は非常に意味のある事がここで起きつつあることが分かりました。星の励起(超新星)のことと関係し、星が興奮することにも関係があると思います。テレクトノンには1つ1つにシンボルが書いてある7枚のカ−ドがありますが。これは預言の7つの封印と呼ばれています。毎年毎年私たちは、1つの封印を開いていきます。そして、今年は7つ目の封印を私たちは開こうとしています。「時間をはずした日」にその7つ目の封印を私たちが開いた時に、何かが起きるはずです。
 この7つの封印はまた、私が7つの放射状プラズマと呼んでいるものと同じです。ではプラズマとはいったい何でしょう。プラズマとは一種のエネルギ−形態です。それは、イオンと電子を組み合わせたようなものです。それは原子以下の大きさの電子レベルのエネルギ−のことです。それがプラズマと呼ばれるものです。それではプラズマはいったいどこから来るのでしょう。プラズマは銀河の中心からやってきます。

 アレクセイ・ドゥミトリエフと彼の科学者チ−ムは、宇宙全体の最も原初的な創造物がプラズマであると言っています。そして、継続的に常にプラズマというものは生み出されており、つまり宇宙というものはビックバンから始まったというよりは、常に継続的な創造プロセスにあるのです。

 そして、超新星1987A(ケツァルコアトル)と呼ばれる超新星が出てきて以来、新しいタイプのプラズマが発生しています。プラズマが太陽系にぶち当たったときに、そこで新しい励起の状態(恒星励起)が起こりました。プラズマというのは、宇宙における電磁気的な性質を持っています。これをプラズマ宇宙モデルと呼んでいます。この宇宙には始まりも終わりもない、無限のダイナミズムをもった宇宙というものを描写するモデルです。

 放射状母体というものは、「今」を中心とした宇宙論ということでもあります。時間の法則のことを聞いた方が、宇宙の中心はどこだという疑問を持つかもしれませんが、それは「宇宙の中心は今」と答えることが出来ます。というのは、私たちの意識が今という瞬間にあるからです。4次元の時間の数学では、常に今という中心から何かが出ていくのか、そこに戻ってくるのかというものを描写しているのです。プラズマの最も基本的な枠組みが7つの放射状プラズマと呼ばれるものです。このプラズマは、フナブ・ク(銀河の中心)から私たちの太陽系(ヴェラトロ−パ24)へやってきます。プラズマはまず太陽へやってきて、それから他の惑星へ向かっていきます。たとえば、地球にプラズマがやってくるとすると、まず地球の電磁場にプラズマがやってきて、それから両極に向かいます。そして極から地球の中心の核の部分に入ってきます。太陽系のすべての惑星のうち、最も活発な電磁場を持っているのは地球です。地球の電磁場は、最も繊細でダイナミックで最もチャ−ジされています。地球にやってくるプラズマエネルギ−は、あらゆる生命に影響を及ぼします。プラズマを通してあらゆる生命形態が、細胞レベルで再構成されていきます。私たちが変化したいと思うと思わないとにかかわらず私たちは変化しているのです。

 時間の法則の宇宙論によると、根源的な創造の状態においては常にモ−ドが新しくなっています。それは立方体の構造を持っているのです。この立方体構造はキリスト教、又はイスラム教の伝統では。創造の6日間という形で呼ばれています。つまり、1日1日立方体の1つの面を創り出しているということになるのです。つまり、それぞれの6面に対応する放射状プラズマがあってそれが、創造の根源的なプロセスに関連しています。

 7つの封印は何かというと、私たちは7つの封印を放射状プラズマと呼ぶことがあります。この名前は以下のようなものです。DALI(ダリ)、SELI(セリ)、GAMMA(ガンマ)、KALI(カリ)、ALPHA(アルファ)、LIMI(リミ)、SILIO(シリオ)、そして7つ目のシリオは地球の中心にあるものです。放射状プラズマとしては、ダリは最初の熱の感覚を現します。ここで私たちはどうやって知覚し、感知するかというその原初的な感じのことをいいます。私たちが体を使って知覚する一番最初の知覚というのは、熱いとか冷たいという感覚です。つまり原初の知覚が熱なのです。そして2つ目のプラズマの性質は光です。最初に熱があってその次に光が出てきます。火をおこすときは最初に熱があって、そして煙が出てきてその後に光が出てきます。そして3つ目のガンマは熱と光のコンビネ−ションです。この3つが1つのセットを形成し、最初の原型の幾何学形を形作ります。それから真中にはカリというポイントがあります。カリとは触媒的なものを表します。つまり熱と光、光と熱が複雑に組み合わさったものです。

最初の3つは原初的感覚というものの世界で、そして最後の3つは実際の構造というものを形作ります。

テルマとは何でしょうか。テルマとは、意識的に覚醒されてある特定の時期に見つかるように差し向けられた知識のことです。イスラム教やキリスト教の伝統では、第二の創造のときがあるということを伝えています。これはまさに第二の創造の時なのです。テレパシ−そしてコドンをコ−ティングすることによって、私たちのDNAを再構成しコドンを立方体化することによって2回目の創造をします。それから私たちの五感による知覚の世界を再び創造します。これはすべて13:20の計時周波数のもとで行われます。こうすることによって私たちは12:60の計時周波数の中で歪んでしまったものをまた再び真っ直ぐにしようとしています。なぜ、第二の創造が必要なのかというとそれは人工的な時間のために私達はあまりにも自然から切り離されてしまったからです。私たちは宇宙と調和した自然のサイクルに回帰するだけでなく、それによって私たちの時間の法則の数学的なタイミングは、私達の生命そのものを再び創造させてくれます。そして私達の知覚と私達のプラズマ宇宙との関係性を再び創造します。というわけで、今言ったことが創造の根源的な鍵となるものです。

これは革命的な知識です。なぜなら創造の鍵は本来人々のものであるべきだからです。

進化とは今の時点では、物理的な世界にあるだけではないのです。たとえば、本来あらゆるものが熱と光によってできたものだとすれば、そしてあらゆるものが、実は凍結して凝縮した光だとしたら、次の進化のステップはさらに精神面を上げて、物質の中に閉じ込められた光を自由にすることだと思います。

つまり7:7::7:7の目的は、科学はリアリティというのを担当していますが、そのリアリティと同じくらい科学を神聖なものにするための方法です。創造の鍵を人々の手に戻すことによって、そして常に自分のマインドを浄化しているようなプロセスを行うことによって、そして自分の精神をクリアにするためのものです。そして、この間、常に私達は次の進化のステ−ジに参加しているわけです。

 

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第7日目  地球の魔法、虹の橋
     Earth Wizardry of the Rainbow Bridge
        銀河の月15日(2月22日)kin205 赤い惑星の蛇

 
 私たちがこの7日間に渡って、みなさんにご紹介してきたツールは全て共時性秩序を航行するための指針となるものです。私たちがこの肉体としての身体の中に在る限りは「いま」という時間しかないのです。ですから、常に「いま」という時間の中に生きているということを覚えておいて下さい。
 
 時間航行者であるということは、みなさんが「時間の法則」を理解し、勉強しているということです。「相対性理論」というものは、いわゆる物理という分野に限定されていますが、「時間の法則」は科学的、芸術的そしてスピリチュアルな真理なのです。「時間の法則」によると、「Time is Art.  時は芸術なり」であり、また「T(E)=Art. 時間によって因数分解されたエネルギーは芸術に等しい」ということになります。
 そして<20の銘版>と<7:7::7:7>を研究することによって、私たちは科学的なアプローチをすることができます。しかしこの法則は同時に精神的な真理でもあるのです。
 

 「時間の法則」は、覚醒の3人の使者、すなわち仏陀、キリスト、マホメッドを認めています。そしてこれらの偉大な使者の教えはすべて堕落してしまったと認識しています。
新約聖書の隅から隅まで読んでも、キリストは一度たりとも「私は神の子である」などと言ってはいません。キリストの死後から300年ほど経った時、「神」と「キリスト」と「聖霊」とが、「三位一体」であるという教義を作り上げたのです。キリスト教徒がキリストを神格化したのと同様に、イスラム教徒もマホメットを神格化したのです。つまりイスラム教もキリスト教も同じ間違いを冒したのです。さらに仏教に関しても同じようなことが起きました。
 仏陀は言いました。「私の彫刻や私の姿に似たものを作ってはならない。すると私は偶像になってしまい、あなたたちは大事なものを見失ってしまうからだ」と。仏陀がニルヴァーナに入って以後の300年間は、だれも仏陀の姿形に似たものを作りませんでした。人々はスワティカや足跡のようなシンボルを使いました。しかし現在、仏教というと、奈良の大仏などを思い浮かべてしまいます。

 同時にその教えのスピリチュアルで芸術的かつ創造的な側面もみていかなければなりません。ボディサッパ、つまり菩薩ですが、これによると「悟り」を引き伸ばすという考えがあります。全ての存在の悟りを助けるために、自分自身の悟りを引き伸ばすという考え方が菩薩の考え方です。その全てとは何かというと、全ての人間、動物そして草の葉一枚に至るまでです。私の師は、まず世界を救うのが大切だと説いていました。そういうわけで私は何度か菩薩の誓いを行いました。

 ラシャド・カリファというコーランの翻訳家がいました。それまでも何度かコーランは英訳されていましたが、実際にアラビア語を理解できる人が英訳したのは彼がはじめてでした。2章目に入ると、翻訳はぴったりと止まってしまいました。なぜなら第2章の一番最初に3つの文字があったからです。アラビア文字で「アリフ」、「ラム」、「ミン」というものです。「いったいこれはどういう意味なんだ?」
 コーランには114の章があるのですが、そのうちの29章がこのような出だしで始まります。
 ラシャド・カリファは科学者でもありましたが、当時1970年代ですが、コンピューターを使うことができました。そこで彼はコンピューターを使ってコーランを分析しようと考えました。そこで、この不思議な文字が色々な章や節に表れたりするということがわかってきて、文字が何か数学的コードをベースにしてできているということがわかってきました。この数学的コードというのが「19」という数字だったんです。コーランの74章30節をみて、彼はやっと納得がいきました。そこには「19がその番をする」と書かれていました。

 つまりラシャド・カリファ博士が発見したことは、コーランの奇跡は「19」という数学的コードをベースにしてできているということだったのです。このラシャド・カリファの研究は、1980年に『サイエンティフィック・アメリカン』という科学雑誌に掲載されました。それでイスラム世界全体に彼の名が知られるようになりました。
 
 私はコーランの中に「時間の法則」があることに気づき始めました。コーランを読めば読むほど、その中に「時間の法則」の数学がたくさん隠されていることに気がつきました。もし「19がその番をする」ならば、マヤ暦である「ツォルキン」の中にも「19」を見つけることができるだろうか。すると驚くべきことを発見したわけです。私は「19」という数字が「ツォルキン」にあるのを見つけ、その「19」から右斜め上の方向に動いていきます。すると、斜めの位置にあるものが、38-57-76というというようにすべての19の倍数になっているということがわかりました。つまりこの斜めのラインが「19」の倍数になる唯一のラインだとわかりました。「ツォルキン」全体の中でも、そのようになるラインは他にはありません。そのラインと平行にいく他のラインはすべてキン番号の差は「19」になります。「19」がツォルキンを完全にコード化しています。そして完全なより糸のラインを作っています。この「19」の倍数の部分が完全な斜めの線を作っているのは、数学的にとても興味深いことです。「19」という数字が完璧なより糸となって、「ツオルキン」の260全体をつなぎ留めているということ。これがコーランの「19がその番をする」ということを裏付けています。

 これはどういうことを意味しているかというと「崇高でスピリチュアルな教えは全てつながっていて、それは数学的に証明可能だ」ということです。精神的な教えをすべて肯定し、裏づけるものが「時間の法則」だと言いました。従ってもし何らかの精神的な教えに真実があるのであれば、それは「時間の法則」にもあてはまるということなんです。

 私たちは、今、生きているこの一瞬一瞬を大切に生きていかなくてはなりません。なぜなら、その瞬間の中にこそ共時性秩序があるかもしれないからです。

 そして、真の時間航行者は、自分が銀河脳の一部であるということを知っています。つまり、私たちの脳というのは、全て大きな銀河脳の一部としてそれぞれ機能しています。

 毎週毎週、ひとつの感覚量子とひとつのテレパシー量子を作ります。そして2週間かけて、ひとつの正四面体を作ります。…………………月の28日という日になると、あなた自身がコドン立方体の中に自分を位置づけるのと、……………………それは地球の中心を表わすものになっていて、そういった形で二重の立方体がハートの中心で保たれているのですが、その状態のものを今度はそのまま地球の中心にある正八面体の構造の中に位置づけるのです。このようにして、私たちは地球と自分との相互浸透作用のようなものを継続的に作りだすのです。

 人間の意識の能力というものは、地球と相互作用しています。そして毎月こういったことをやることで、地球を正しい配列状態にして、北極と南極にそれぞれ対応し、重力場を安定させます。これもまた虹の橋をかけることに関係があります。虹の橋はずっと存続していて欲しいのです

 この知識は私たちの進化の容量を大きくするための新しいタイプの大事な情報です。
あなたたちは本当に熱心に聞いてくださったことに感謝しております。私たちは、日本を本当に愛しています。皆さんに、卒業証書でも、渡せたら良いのですけれど。そして地球家族のような形で集まることを通して、この最終試験を成し遂げることができるように。「時間をはずした日に」時間航行者のための最終試験、つまり虹の橋をかけることを。

 

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 最後に、ホゼの冒頭の言葉を繰り返したいと思います。
「これは新しいワインですから古いボトルは役に立ちません。あなたがすでに知っていると思っている方法やことば使いで、理解しようとしないでください。たとえば、あなたがコップをひとつしか持っていないとしたら、そのコップが空になっているか、よごれていないかを確認して下さい。そうすれば、私たちがコップに注いだ新しい知識というワインを、あなたが飲んだ時に、正しく味わえるでしょうから。」

 (序としての「時間の法則」と第3日目の前半部分は、ホゼの講演を書き起こした英文から、柳瀬が訳しました。他の部分は、講演時の同時通訳の日本語を元に、それぞれ2時間を越える内容を2ページにたものであることをご了承ください。)