マヤン・ファクター新版
  2012年の真実(リアリティ) ホゼ・アグエイアス著 


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「2012年」について、広く世界に最初に伝えたのは、
この『マヤン・ファクター』(1987年)です。この本を知らずに「2012年」も、マヤの預言も、語ることは出来ません。


いま、人類に、地球に、何が必要なのか。
そして、いま、何をすべきなのか。
ひとつの答えが ここにある。


『マヤンファクター』は、
時間を直線ではなく周期的なものとしてとらえるという
新たな展望を切り開いた。
これこそ、私たちがいま必要としているヴィジョンだ。
この本は、新たな宇宙意識に目覚めるきっかけとなるだろう。


機械に支配され、お金儲けに必死となり、———それが、ルールにさえなってしまっている。そんな世界で、もし、あなたが人生の意味を見つけたいなら、「マヤンファクター」は、地球規模でのこの愚かな行為に、光を投げかけてくれることになるでしょう。

「マヤンファクター:テクノロジーを超える道」は今から20年以上前の、1987年4月にアメリカで初版され、かつてない内容だったことから、かなりのセンセーションを巻き起こしました。ネイティブアメリカン神話学の著名な作家であり、その普及の第一人者でもあるフランクリン・ウォーターズは「マヤンファクターは、時間を直線的なものではなく、周期的なものとして捉えるという新たな見方への扉を開いた。これこそ我々が今まさに必要としている考え方である。この本は、新たな宇宙意識に目覚めるきっかけとなるであろう。」と評しています。「マヤンファクター」では、マヤ暦というものを単にユニークな時間の記録法としてではなく、もっと重要な知識体系として紹介したために、実際に欧米人の意識に変化をもたらしたのです。

マヤ暦もマヤの預言も、それまではほとんど知られていませんでした。最初にマヤ暦で2012年12月21日にあたる日のことが一般的に意識され始めたのはこの時でした。そのすべての内容は、紀元前3113年8月13日に始まった「マヤのグレートサイクル」がまもなく終わりを迎えるという事実に基づいて予測されていました。「マヤンファクター」の重要なテーマは、このグレートサイクルが実際に有史時代のはじまり――最初のエジプト王朝、メソポタミア・ウルクの最初の都市の勃興――とともにスタートしており、それゆえ2012年には確実にその終わりの時が刻まれるということです。

今日では、あちこちのウェブサイトで2012年が話題になっています。2012年問題を取り扱う本の出版点数も日増しに増えています。ニューヨークタイムズ紙日曜版でさえも、信じる、信じないにかかわらず、2012年は人々が意識せざるを得ないような文化的な現象になっていると大々的に論じています。(2007年7月1日付)この意味で「マヤンファクター」は時代を画した本なのです。

この本を執筆したとき、私自身はすでに子供の頃から始まっていた長い旅の中盤にありました。「マヤンファクター」は、私の人生という旅の重要な指針でもありました。そこで、今版では第一章に「33年間の私のマヤ探求」という章を入れました。ただ、私のマヤに対する興味は学術的なものでも、専門的なものでもないということはご理解いただきたいと思います。炭素年代測定法から仮説を立てたり、議論したりするような学術分野として、マヤの考古学に興味を抱いたわけではありません。私にとって重要だったのは、考え方のシステム(思想体系)としてのカレンダー(暦)だったのです。そして、マヤのカレンダーの考え方のシステムを適用して導きだされた「マヤの預言」が重要だったのです。(中略)

「マヤンファクター」は日付変更線の預言ではありません。これは、現在、世界を支配している時間とはまったく異なる時間認識に基づいた、新しい知識を体系的に示したものなのです。2012年に備え、銀河系のマヤは、「新たな太陽系の時代」の幕開けに向けて我々の心や意識を再構築するために、われわれが彼らの知識体系を学び、応用することを完全に視野に入れていたのです。

周期の終わりにかなり近づいている現在、この『 FAST WORLD「早い世界」に住む人々のためのマヤンファクター』新訳版では、第8章、最終章である「来るべき太陽系の時代」の翻訳を入れることにしました。多くの人々が、2012年はマヤ暦の終わり、さらに悪いことには、それをこの世の終わりだと誤って認識しています。
しかし、この最終章ではっきりと述べているように、周期について理解できれば、「すべての終わりの後には新しい始まりが続くのです。」確かに、我々が認識する歴史や世界は終わるかもしれませんが、(それはとても良いことかもしれません) それは同時に、銀河文化と宇宙意識を伴った「新たな太陽系の時代」の始まりでもあるのです。この最終章は、2012年という境界を越えて2013年に入った後の私たちの意識の変化と、進化した私たちの状況について、ビジョンに満ちた展望を与えてくれます。「マヤンファクター」のヴィジョンからすると、未来が今までこれほど明るく見えたことはないということです。しかし、このチャンスをつかむためには、あなたが、準備しなければならないのです。

「マヤンファクター新版」日本語訳版 序章より



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