日の出、日没を一度も見たことがない子どもたち。
コズミック・ダイアリー2001より

そんな子どもたちが23%いることを知っていましたか?
(2000年2月5日、朝日新聞朝刊一面トップ記事より)
(注 その後、50%を越えたと発表された調査・研究もある)

夕日を見て感動するのが人間だと思っていました。
日の出、日没を一度も見たことがない、と答える中学2年生は(アンケート調査の対象)、
生まれてから14年間、日の出を見たことがないわけですから、
当然、日の出を見て感動したことがない。
つまり、太陽を(そのエネルギー、熱や光を)感動とともに受けとめたことがない。
(日の出は、太陽の光と熱とエネルギーによって、すべての生命が息づいているのを感じ、生命の大切さを感じる瞬間です)

でも、どうして、
一度も朝日、夕日を見たことがない子どもたちがこんなに多くなったのでしょうか?
それは、親が、教師が、満月さえ見なくなったから、いつ満月か知らなくなったからでは?

127年前(注: 今から、138年前。)の日本人には、
「いつ満月かを知らない」そんな日本人の存在は、きっと、信じられないことでしょう。
そして、今の大人たちも、朝日夕日を一度も見たことがない子どもがいることに驚く。

「月を感じなくなった」大人達の子どもだから、太陽さえ感じなくなった。
「満月がいつかを知らない」社会の中で育ったから、
月だけでなく、太陽さえ感じなくなった。そう考えられないでしょうか?

大切なことは、どうして、多くの日本人が、いつ満月かさえ、知らなくなったのか?
そして、朝日、夕日を見たことがない子供が増えてきたのか?
それを、明確に見極めることが必要だと感じます。